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内視鏡検査

大腸内視鏡検査

近年、食生活の欧米化に伴い、大腸ポリープ・大腸がん・直腸がん・潰瘍性大腸炎などの疾患が増加しています。そのため、大腸検査の重要性が高まっており、多くの自治体や会社検診で大腸からの出血を調べる「便潜血検査」が行われています。出血の疑いがある場合は「陽性」と判定されます。
「陽性」=「がん」ではありませんが、何らかの病気の疑いがありますから、より精度の高い内視鏡検査を受けることが大切です。また、病気であっても「陰性」になる場合もあり、症状があれば積極的に検査を受けられることをお勧めします。

大腸内視鏡検査では、肛門から内視鏡を挿入し、盲腸、結腸(上行・横行・下行・S状)、直腸を観察することが可能です。検査中、病変をより詳細に見るために色素を撒布したり、粘膜の一部を採取して組織検査をしたり、ポリープ切除を行うことが出来ます。
こんな症状の方は内視鏡検査をお勧めします

大腸内視鏡検査をご希望の方へ

大腸内視鏡検査の流れ
【検査前ご自宅での処置】
便が残っている状態では内視鏡検査ができませんので、大腸の中を空っぽにするために、下剤を約2リットル、2時間かけて飲んでいただきます。下剤を飲みながら便を10回程度出し、便が透明に近くなったら検査可能です。

【来院後】
大腸検査用の検査着に着替え、ベッドに横になります。検査を楽に受けられるように、注射をします。検査は肛門から内視鏡を入れていき、まず盲腸まで挿入します。カメラを抜きながら、大腸粘膜を観察します。

【検査終了後】
30分ほどベットでお休みいただきます。その後、結果を説明いたします。

大腸内視鏡検査の費用

大腸内視鏡検査の費用
※使用する薬剤の種類によって費用が前後します。
※内視鏡検査前後の診察代は含まれていません。

日帰り大腸ポリープ切除手術について

当院では日帰りポリープ切除を行っています
ポリープの茎にスネアという電気メスをかけて切除します。採った組織は病理検査にて確認します。
結果が出るまで約1週間かかります。
ポリープ手術図
※出血しやすい形のポリープや基礎疾患のある方など、リスクが高い場合は適切な病院を紹介しています。
大腸がんについて
日本における大腸がんによる罹患率・死亡数は多く、全てのがん罹患率のうち男性では罹患率第3位・死亡数第3位、女性では罹患率第2位・死亡数第1位となっています。
年間4万人もの方が大腸がんで亡くなっており、注意すべきがんの一つになっています。
食道がん・胃がん・大腸がんなどの消化器のがんは、初期段階で症状が出ることは稀とされています。
症状が出てからでは、かなり進行している事が多く、その治療は心身ともに大きな負担が生じます。
早期発見し内視鏡治療で完治出来た場合と、外科的に「切除」するのとでは、術後の生活に大きな違いが出てきます。
そのため、早期段階で発見することが重要であり、症状がなくても定期的に検査を受けることが大切です。
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